2015年7月24日金曜日

夏カゼ

 寝冷えからウッカリ夏カゼを引いてしまいました。一週間ほど前の蒸し暑い夜、私はこうした夜は大抵敷布団からタタミへ、ときには廊下にまで移動して、パジャマだけになって寝ているのですが、このときも夜中にふと気が付くとタタミの上で大の字になり、冷え切った身体で寝ており、あわてて掛布団をお腹にかけたのですが、ときすでに遅く、翌日は一日中ゴホン、ゴホンと咳が出て止まりませんでした。「しつこい咳だなー」と思ったものの休日であったため病院には行かず、一日、我慢して過ごしたのですが、夜寝入ってから咳が更にしつこくなり、止まらなくなりました。「弱ったなー」と思ってもどうしようもなく、掛布団をしっかりお腹に乗せ、少し汗ばむ感じであったのを我慢して、身体を冷やさないようにだけ注意して時の過ぎるのを待ちました。気が付くといつの間にか寝入っていて朝になっていたのですが、掛布団でお腹を温めたのが良かったのか、咳はすっかり止まっていました。やはり身体は冷やしてはダメ、温めることがいかに大切かを痛感しました。
 咳が止まったので病院行きをどうしようか迷ったのですが、のどが痛いのとすっかりガラガラ声になっていたため、念のために出かけてみました。看護婦さんとの事前の問診では寝冷えによるカゼだと伝えたのですが、医者は問診票や血圧の値を見ながら「手足にしびれはないか?」、「水をこまめに飲んでいるか?」とか、「最近韓国に行ってないか?、中東は?」、「韓国、中東から帰った人と会ってないか?」など、最近テレビをにぎわせている、あるいはにぎわせていたことを疑うところから問診を始め、改めてそうした問題の深刻なことに驚いた次第です。結局、インフルエンザと診断され、点滴と薬をもらって帰ってきました。
 ところで我が家では、お風呂は今月の初旬ごろまでお湯を張って入っていました。比較的涼しい日が多かったからです。しかしその後は気温の高い日が続き、段々とシャワーに切り替えていったのですが、寝冷えをしたのをきっかけにやはり身体を温めようと、しかしお湯をいっぱい張るのはもったいないので、湯船に10cm程度張り、腰湯ならぬ「尻湯」を始めてみました。湯船に蓋をして首だけ出して入るのですが、最初は身体が涼しく感じられても数分で汗が少しづつ出始め、10分もすると全身から玉のような汗が吹き出てきます。夏は日中、排毒のためにできるだけ汗をかくようにしているのですが、この尻湯も汗をかくには最高で、毎日、排毒のダメ押しを行っています。

いい尻湯だな!

 



2015年7月17日金曜日

「和食」の料理教室


 ちーたびとして「和食」の料理教室を、6名の参加者(全員女性)を得て吉津地区公民館で実施しました(7/12)。
 最初に講師の高岡氏から、生活習慣病対策には塩分の摂取量(塩分7g/日以下)を守ることが重要で、味付けにはだし汁をしっかり取り、塩・しょうゆ・味噌をできるだけ減らすこと、また、運動が大切で、いまより1日1,000歩多く歩くこと、食中毒防止のため手洗いをしっかりすることなどの話があり、その後、食生活改善推進員協議会(食改)の料理講習レシピにのっとり、①適塩みそ汁(だし汁を使用)、②鶏肉のくわ焼き、③トマトときゅうりの酢の物、④具沢山おから、⑤豆乳かんなど、5種類の料理の調理にかかりました。最初は5種類は少し多いのではと心配しましたが、さすが調理になれた女性達だけに、レシピを見ながらテキパキと流れるように仕事を分担し、丁度お昼のサイレンが鳴るときには配膳が完了し、全員そろって料理を頂くことだできました。なお、ごはんは7分づきのお米に雑穀を混ぜて炊きました。
 普段赤味噌のみそ汁を飲んでいる私には、適塩みそ汁は少し物足りない気もしましたが、しかし飲み慣れればなじめそうな味でもありました。酢の物は「エコの環」野菜のトマトときゅうりの味が引き立ち、おからは玉ねぎの甘さがさえ、とてもおいしく感じました。また、食改会員でお手伝いをされていた方が、知らぬ間にだし汁を取った後のジャコと昆布で佃煮を作って出され、これがごはんのおともに最高で、とてもおいしくいただくことができました。
 会食中はレシピなどいろいろな話題に話が弾み、13時になっても話が尽きず、スケジュール遂行上私たちをハラハラさせましたが、何とか別室に移っていただき、交流会を開きました。
 まず最初に私たちの「エコの環」の活動を紹介した後、なぜ和食が生活習慣病によいのかを簡単に説明しました。和食は一見粗食に見えますが、ミネラル、食物繊維、フィトケミカルなど、最近健康面、アンチエイジングで注目されるようになってきた栄養素を摂るには最高の料理で、酵素も豊富に取ることができます。しかしこの折角の和食もお米を精白することによりミネラル、食物繊維が不足して、最近は便秘症の人が多く、分づき米や麦の添加が必要なこと、野菜は上記栄養素に富むため多く摂った方がよく、アメリカは「5 a Day」運動で野菜を多く摂ることを推奨し、いまでは摂取量は日本人を追い越し、ガンの罹患率などにはっきりその効果が表れていること、しかし野菜も最近はミネラル欠乏のものが多く、その点「エコの環」野菜はミネラルが豊富なことなどを説明しました。講師の高岡氏も私たちの玉ねぎの甘いことにビックリされ、素材の甘みを生かせば砂糖の使用量を減らせ、それが結局塩分を減らすことにつながると云っておられました。
 質疑の中で調理に使う食塩と自然塩との差について質問がありました。それに対し高岡氏から、自然塩は確かにカリウム、マグネシウムなどのミネラルが多く好ましいが、いずれにしても塩分の取りすぎはよくなく、長野県は塩分摂取量を減らし、野菜を多く摂ることで長寿日本一になったと説明されました。交流会後のアンケートに、「自分の味噌汁の味がすごく辛いのに気が付いた」と書かれた参加者がおられましたが、今回の料理教室の成果がさっそく現れたように感じました。
 なお調理に使った「エコの環」野菜については、今回も参加者の多くから、こうした野菜を求めている人は多いはず、ぜひ頑張って販路を拡大してほしいとの励ましの声をいただきました。そんな声に勇気をもらいながら、ちーたびを散会しました。