手ぐわでゴボウの周りの土を取り除く |
ゴボウは里芋のように大きな葉っぱを付けていて、それが掘る作業の邪魔になるので、まず葉っぱをカマで取り除きました。そして手ぐわでゴボウの周りを削ると順調にゴボウが表れ始めたので、私も手ぐわを取ってきて掘り始めたのですが、すぐにカチカチの土にぶち当たり、作業が全然進まなくなりました。まるで石のように固く水も通さない感じの土で、持って行ったくわ、スコップでもなかなか歯が立ちません。家内たちがゴボウの種をまくとき畝の下を掘り起こさず、そのまま畝にまいたため、畝の下の土が固くこのようなことになったと思われます。それにしてもこんな固い所をよく成長したものだとつくづく感心したのですが、それに間引きをしていなかったためかゴボウとゴボウの間隔が狭く、掘りづらい上にエンピツのように細いゴボウが多く、注意しないと折れてしまいます。そこで三つ又という農具を近くの人から借りてきて、ゴボウの横を掘り起こし始めました。しかし三つ又をしても掘り起こすのが大変で、土は細かくならず5~10cm大の塊に崩れるだけで、挙句は掘り起こす際の力で三つ又が柄から抜けてしまい、私の手のひらはまめがつぶれてしまいました。
カチカチの土 |
散々苦労してそれでもなんとか大小20本ほどのゴボウを掘り出しました。そしてその中の比較的見栄えの良いものを持って家内は売りに出かけました。後で聞くと2~3cm径のもの6本を300円で売ったといいます。「エー、1本たったの50円か」と絶句し、見栄えは悪くてもあんな土の中で育ったゴボウは、生命力いっぱいに違いないと思ったのですが、買う人にすれば私たちの苦労やゴボウの素性は分かりません。ましてスーパーではもっと長く立派なものが、2本100円で売られていると聞くと、改めて農業経営の難しさを思い知った感じです。
いずれにしても次にゴボウを育てるときは、畝下の土を20~30cmは掘り起こし、間引きをしっかりしようと、家内と話し合った次第です。
掘り出したゴボウ |
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