2014年4月4日金曜日

2013年度のまとめ

 昨年度の「エコの環」活動では生ごみ処理機「たいぞう君」を1台増設し、地区内3か所にある4台の処理機で4人のボランティアが月に480kgほどの生ごみを処理し、できた堆肥で6人が無化学肥料、無農薬、無畜糞堆肥にこだわった野菜づくりを進めてきました。できた野菜は最初2店舗で販売していましたが、その1つが店を閉じることになり、それを機にもう一店舗での販売も止め、いまは決まった顧客に野菜を売って歩く行商の形を取っています。この方が私たちの野菜を心待ちにしてくれる人もいて、無駄が少ないと考えたからです。昨年度の野菜販売額は下図に示すように51万円余となり、一昨年度の23万円を大きく超えることが出来ました。しかし8~9月頃、野菜栽培の中心であった2人が共に腰痛を患い、肝心な稼ぎ時に大きな戦力を失い、残念な結果でもありました。高齢者による事業だけに病気も含め、今後もこうしたハプニングをある程度予測しておく必要があるのかも知れません。

野菜販売額の推移
ところでいまは堆肥の量が全然足りず、野菜の栽培量に限度がある状態で、もっと生ごみ処理量を増やす必要に迫られています。それには生ごみの収集範囲・量の拡大を図っていく必要があり、どうしてもパートの雇用が必要となってきます。そこでその雇用費の手当てをすべく、アチコチに助成金の申請を行ったのですが、雇用費となると助成対象になるものが少ない上に審査も厳しく、残念ながらどこにも採択されませんでした。ただ助成金とは違うのですが、エコビジネスの芽を見つけ育てるコンテスト「eco japan cup 2013」というのがあり、応募したところそれは最終選考を通過し、「東京で最終審査をするので、パネルの製作とプレゼンテーションの準備をお願いしたい」旨の連絡を受けました。それが審査当日の丁度10日前のことであり、あまりにも慌ただしく、しかも東京となると気分的にも遠すぎて、折角ながら辞退しました。すると主催者側でパネルの製作と5分間のプレゼンテーション(本来の審査は10分間)をするので、パネル内容のチェックとスライドを作ってほしいと云われ、結局代役参加となりました。そんなことから審査の結果は全然当てにしていなかったのですが、しかし意外にも「東急グループ賞」というのに選ばれ、賞金10万円を頂くことができました。いつも青息吐息でやっているだけに、この賞金は大変に助かりました。あとで聞くと審査会は日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ」の会場(3日間の来場者数16万人超)で実施され、その模様は世界にネット配信されたということで、参加しておけばよったと反省しているところです。右下図は授賞式(これも欠席)で贈られた賞状と目録です。
宮津市では昨年の秋、地域住民・事業者・各種団体からなる「みやづ環の地域づくり」が発足し、私が所属する部会ではいま、私たちの「エコの環」を中心に地産地消を進めることを検討しています。一方、京都府では、これまで「阿蘇海環境づくり協働会議」が進めていた阿蘇海の清掃活動、環境学習、調査研究に、もっと流域住民・団体を巻き込み、新たな阿蘇海将来ビジョン、具体的取り組み内容を決めたいとして、昨年の秋から4回ほどワークショップを開催していましたが、この度「阿蘇海流域環境改善案」を募集したことから、早速私たちの「エコの環」やへどろ調湿材・ヒートポンプについて提案を行ないました。今年度はこうした取り組みがさらに具体化し、私たちの活動が飛躍できることを期待しています。





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